第九 in Kitara第12回練習会レビュー
みなさま練習お疲れさまでした!
今回は631小節からフーガに入り692小節までを練習しました。631小節からの部分はシンプルな和音が続いています。和音が美しく響くよう音程に気をつけて歌いましょう。また643〜646小節は歌の前後がオケも含めて全パート休符になっています。休符を意識しつつ、しっかりと天に投げかけるように歌いましょう。その後は神の存在を感じることができた喜びと畏れ、興奮、決意などさまざまな感情が高まった武者震いのような音楽です。次のフーガに向かうエネルギーを溜めていきましょう。ここはラ、ド♯、ミ、ソ(オケがシ♭)という難しい和音になっています。バスが1番大事な支えとなるラを歌っており、女声はバスより先に出ますが支えの音の上に乗って歌うことを意識できると良いですね。
フーガは前半の部分をやり、各パートの役割分担を確認しました。これによってかなり音楽的に立体感のある演奏になりました。主旋律がどう繋がっているのか、自分がいまどの役割を担っていて、どのように歌えば良いのかを考えて歌いわけごできるようになると良いですね。オクターヴ下げたりファルセットを使っての練習をしましたが、これは喉に負担をかけずにいくらでも何度でも歌えるような状態で練習するためです。フーガは何度も繰り返して練習しないといけませんので、無理をせずに練習することを心がけてください。ただししっかりお腹を使って全ての音を良い息の流れや高い響きで歌うこと、正確な音程やリズムで歌うことを身につけるように練習してください。
次回はフーガの後半からソリストが出てくる前までを同じように練習していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
以上です。
よろしくお願いいたします。
泉 智之