メサイア練習会レビュー第36回
メサイア合唱練習会 第36回
発声練習
藤岡先生練習会
<泉先生からのレビュー>
みなさま、藤岡先生の練習お疲れさまでした!
とてもがんばって歌ってくださり、本当にありがとうございました!!
全体的に良い感じの練習だったと思いますが、課題もたくさんでしたね。。
まずは「曲に慣れる」ということだと思いますが、こればっかりはみなさんにたくさん音源を聴いて鼻歌でもなんでも一緒に歌っていただくしかありません。日々お忙しいこととは思いますが、残り1ヶ月ちょっと、メサイア漬けになっていただきたいと思います!
次に「バロックの演奏法に慣れる」ですね。これを実現するためのポイントとしてまず挙げられるのは「声を押さない、音をベタッと延ばさない」ということです。全ての音を上向きにポンポン、フワッフワッと舞い上がるように歌い、声を自分から離して自由にしてあげます。そうすることで「鳴らしている声」で音の長さを保つのではなく「響き」で音の長さを実現するのです。これは日本人には最も苦手な技術だと思います。人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。ですが、3時間近い大曲を歌いきるにはぜひ身につけたい技術です。ここで大事になるのがお腹です。1音1音お腹で歌うようにしてください。
もうひとつのポイントは「言葉のアクセント」です。英語を文章で読む時、あるいは会話で話す時には、全てのシラブルを同じ強さでは読まない、話さないと思います。ですが練習で歌っている時は、全ての音節が同じ強さに、ともするとアクセントではない部分の方が強くなってしまっていました。英語をしゃべるように歌うことを心がけましょう。そうすると全ての音を同じ強さで歌う必要がないことに気づくはずです。これができると音楽が劇的に変わります。
実はみなさんは日本語の歌だと自然に言葉の抑揚に合わせて音にも抑揚をつけて歌っているのです。なんせ日本語ネイティヴなので。笑
英語が話せなくてもあまり得意でなくても問題ありません。言葉のアクセントがどこにあるのかをチェックしてください。そしてできれば歌詞を声に出して読む練習をしてください。
次回はAmenの音の確認と、できればLet us以降の曲の練習をしたいと思います。
私の練習は残りあと4回!全力を尽くしましょう◎どうぞよろしくお願いいたします!
泉 智之
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