メサイア練習会レビュー第32回
メサイア合唱練習会 第32回
※今回は上月先生のご指導となります。
発声練習
藤岡先生練習会の復習
<上月先生からのレビュー>
7月22日の藤岡先生の初のマエストロ稽古の注意点、宿題を中心に、今まで泉先生が作り上げてきたことを踏まえて練習を進めました。
私が書いたその日の模様のレポートもぜひ読んで頂いて下さい。
特に注意した点を書きます。まず全体的に歌い方がレガート過ぎます。バロック音楽ですので、特に明るく速い曲は、テンポ感を持って、軽く、歯切れよく歌いましょう。
言葉をもっと立てて歌いましょう。Glory、Godなどの重要な言葉はほぼ例外なくフォルテですので、頭にアクセントを付けて歌います。単語のアクセントをつける場所を注意しましょう。例えば、Tidingsは、頭のTiにアクセントをつけてdingsは少し引きます。
速いパッセージのメリスマは、テンポが遅れないように軽やかに歌いましょう。泉先生が言い続けていらっしゃる16分音符の4音の塊の頭の音までつなげて切ってから、2つ目以降をつなげて転がすように歌う練習はとても有効です。
付点8分音符と16分音符のリズムがどうしても緩いので、もっと鋭く歌いましょう。特に12番の各パートが揃ってリズムを刻む際など、リズムが緩いパートがどうしても目立ってしまいます。
多くの曲はフィナーレを収めて終了させます。fのまま歌わないようにしましょう。
曲の冒頭は、もっと集中して歌いましょう。曲の途中、しばらくお休みがある場合、歌い出しがどうしても遅れたり、落ちたりしてしまいます。積極的にトライしましょう。
それぞれの細かい個所はどうぞ音源をご確認ください。
上月 光
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