第一生命モツレク練習会レビュー
発声練習
Lux aeterna 8小節の合唱のデから30小節のフーガの前まで
各パート音取りの確認、全パートのアンサンブル
*ソプラノの出だしの9小節頭、音程を探りながら出すことなく思い切ってLuxのDの音を出し、さらにaeのFの音をさらに広がりを持った声で。
*ソプラノの18小節3拍目のdo、4拍目のna、共に16分音符の3度上がる音程、上がりきっていないので、放り投げるようなイメージで正確に歌いましょう。
*アルト、テノール、バスの27小節2拍目のperpetuaから3拍目のluceatはノンブレスで行きましょう。
*第1主題と第2主題を各パートで十分に意識して繋いでいきます。第1主題のRequiem aeternaは、16小節2拍目からバス、17小節4拍目のテノール、19小節4拍目のアルト、21小節4拍目のソプラノ。
第2主題のdona,dona eisは、16小節の3拍目裏のアルト、18小節1拍目裏のソプラノ、20小節1拍目裏のテノール、22小節1拍目裏のバスです。
31小節のallegroからのフーガ フィナーレまで
ラテン語の読み方、各パートの音取り、全パートのアンサンブル
最初はゆっくりで最後はテンポを上げて
*前半同様、第1主題と第2主題を各パートで十分に意識して繋いでいきます。第1主題の2分音符からの大きな音型のCum sanctis tuis in aeternaは、 冒頭31小節のバス、34小節3拍目のソプラノ、38小節1拍目のアルト、41小節3拍目のテノール、さらに少し音型を変えて、46小節3拍目のソプラノ、50小節1拍目のテノール、53小節3拍目のバス、57小節3拍目のソプラノ、59小節3拍目のバス、62小節3拍目のアルト、さらに少し音型を変えて、69節2拍目のバス、73小節4拍目のアルト。
同じCum sanctis tuis in aeternaで細かく少し弾むような速いパッセージの第2主題は、32小節1拍目裏のアルト、39小節1拍目裏のバス、42小節3拍目裏のソプラノ、47小節3拍目裏のバス、51小節1拍目裏のソプラノ、54小節3拍目裏のアルト、58小節3拍目裏のテノール、60小節3拍目裏のテノール。特に63小節3拍目裏のバスからは、第2主題が重なって1小節ずつテノール、アルト、ソプラノ、バスと繋ぎ、さらに70小節1拍目裏のソプラノ。最後は74小節3拍目裏のバスから、再度各パートが重なり、ソプラノ、アルト、ソプラノと繋いでフィナーレに向かいます。
*この63小節からの第2主題の後半、半音ずつ上昇進行していく箇所、正確に半音上げるように注意しましょう。特にソプラノの76小節、78小節は、高音の難しいところなので、最大限の注意が必要です。
*フィナーレのラスト3小節のアダージョ、81小節のA→F→Dのバスは版によって歌詞が違うようですが、ベーレンライター社のquiaを2回繰り返すことにします。
年内最後の練習会でようやく音取りが最後まで行きました。皆さんご協力をありがとうございました!
年明けは1月7日が初回になりますが、本番まで2カ月を切って、ラストスパートに入りましょう。
冒頭のRequiemに戻って、音楽付けを始めていきますので、よろしくお願い致します。
それでは、良いお年をお迎えください。
上月光
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