第一生命モツレク練習会レビュー

第一生命モツレク練習会レビュー

2021年12月07日(火)10:09 AM

発声練習

Sanctus 各パート音取り確認 全パートでのアンサンブル
*Sanctusの”n”の発音が弱いようです。もっと発音を立てましょう。
*Sanctus、Dominus、Deus、いずれも語尾が子音の”s”ですが、もっと意識してはっきり発音しましょう。
*全はの10小節まではずっとffですので、十分に音を保って、途中ブレス等で空白を作らないようにしましょう。
*11小節からのAllegroのフーガは先週も言ったように、メトロノームのように正しい速さの3拍子を刻むことが大切です。タイで結ばれてシンコペーションになるところで詰まって速くなってしまう傾向があります。ソプラノの28~29小節、アルトの29~30小節、テノールの20~21小節、バスの19~20小節、21~22小節です。
*フーガの途中、ソプラノとテノールの跳躍音程でオクターヴ上がるところをポルタメントをかけたり、押してずり上げたり、フレーズを切ったりせず、キレイに繋いで歌いましょう。後ろから回すイメージです。

Benedictus後半の54小節からのフーガ 各パート音取り 全パートでのアンサンブル
*基本的には歌い方、テンポ等、Sanctusのフーガと同じです。Sanctusの方がD-Dur、Benedictusの方がB-Durという違いがあるだけです。まずはテンポを落してゆっくりと。少しずつ速くして行きましょう。

Agnus Dei ラテン語の発音 各パート音取り 全パートのアンサンブル
*ソプラノの13小節と44小節、requiemの3拍目の装飾音符は、それぞれ8分音符でAとG、DとCと均等にして歌いましょう。
*tollis、peccataと”l”や”c”の子音が重なるところは、十分意識しましょう。


全曲共通ですが、歌う時に譜面にかじりついて顔をまったくあげない方がいらっしゃいます。指揮者の方から単にテンポだけでなく、切るタイミングや音楽の作り方を指示していますので、なるべく顔をあげて歌うようにしましょう。決して覚えていないというようなことではなく、単にいつもの癖で楽譜を見続けているという印象です。練習時から顔をあげる癖をつけて、本番は全員が顔を上げて歌うようにしましょう!


次回12月13日(月)の練習会は、Benedictusのフーガ、Agnus Deiの復習、そして最後の曲Lux aerternaに入って行きます。後半の壮大なフーガは、フィナーレを飾るのに相応しい大曲ですが、頑張りましょう!

上月光



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