第一生命モツレク練習会レビュー
発声練習
Domine Jesu 各パート音取り復習 全パートでのアンサンブル (冒頭から32小節まで)
大切なポイント
*テノールにとって21小節からの最難関の”ne absorbeat eas tartarus, ne cadant in obscurum”ですが、先週よりもかなり歌えるようになりました。全パート共通ですが、最初はゆっくりと確実に言葉、音程を取れるようなってから少しずつテンポを速くして行きましょう。
*全パート共通ですが、特にソプラノは、冒頭のDomine Jesu Christeを1フレーズとして捉えて、フレージングに注意をしましょう。15小節~17小節と18小節~20小節のlibera libera easも同じく1フレーズでスムーズに歌いましょう。
*ソプラノ、7小節小節~9小節と9小節~11小節のinferniですが、ferが共に全音符で4拍伸ばしますので、次のniの手前に”r”の巻き舌のタイミングが少し難しいようです。”rni”の練習をしましょう。
*全パート、17小節のde ore leonisですが、oreの”r”はしっかり巻いて次のleの”l”と続くところは、”r”と”l”の違いをはっきりと歌いましょう。日本語の”レレ”にならないように。
Domine Jesu後半のフーガ 44小節のQuam olim Abrahae~
ラテン語発音、各パート音取り 全パートでのアンサンブル
大切なポイント
*ソプラノの50小節から53小節のpromisisti Quam olim Abrahae promisistiですが、上のGの音からFis→F→E→Es→Dと半音ずつの下降音程がどうしても半音の幅が広くなってしまいがちです。半音階を強く意識して、音程がぶら下がらないようにしましょう。
*同じく67小節~69小節のsemini ejusですが、2分音符からタイで結ばれているところがですが、
どうしても、次の”mini”と”jus” が早くなってしまいます。最初タイの後ろの音符を歌い直して、正しい音符の長さをつかむのも1つの方法です。ぜひ試してみてください。
*各パートとも休みのあとの入りの音を音程もタイミングも正確に入るように注意しましょう。
次回11月24日(水)の練習会は、Domine Jesu後半のフーガの復習、Hostiasに入っていきましょう。
本番まであと3か月ですがだいぶ歌えるようになってきた印象があります。ラストスパートで頑張りましょう!
上月光
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