モツレク練習会第8回レビュー

モツレク練習会第8回レビュー

2021年11月04日(木)10:09 AM

発声練習

Domine Jesu ラテン語発音 各パート音取り 全パートでのアンサンブル (冒頭から32小節まで)

大切なポイント
*7小節と9小節のソプラノ、FとGでオクターヴ上がるところですが、上がる前の2拍目裏のオクターヴ下のFとGの”de”がどうしても薄くなってしまいますので、十分に響かせてからオクターヴ上げるようにしましょう。
*テノールにとって21小節からの”ne absorbeat eas tartarus, ne cadant in obscurum”ですが、言葉が速い上にオクターヴの上下動の繰り返しという最難関のところです。しかも32小節まで休みなく続くので、集中力も必要となります。まずは、ゆっくりなテンポから確実に音程と言葉を歌えるようにしましょう。しかもフレーズも少しずつやっていくことが大切です。そして、少しずつテンポを速くして行けばきっと歌えるようになるはずです。コツとしては、発音のアクセントをつける場所を正しく分かっていれば、歌いやすくなるはずです。
“ne absorbeat eas tartarus, ne cadant in obscurum” 太字がアクセントをつけるべき箇所です。
*ここのフレーズは、テノールだけでなく、他のパートも大変難しいところです。テノールと同じように、まずはゆっくりと、そして少しずつテンポを上げて行きましょう。


Lacrimosa 全パートでのアンサンブル 各パートの直し

大切なポイント
*10小節からバスのオクターヴの上下動ですが、4拍目が他の3パートと違い、最後まで伸ばさないとなりません。確実に次の小節まで繋げていきましょう。
*全パート共通で、15小節~17小節まで、4拍目の音がブレスによって短くなってしまっています。
”go”、”us”、”su”と次の小節の頭の音とキチンと繋げて歌いましょう。
*アルトの24小節から27小節まで2拍遅れて歌うところですが、25小節頭の”do”、27小節の頭の”re”は、音が低いですが、十分に響かせる必要があります。
*先週も言いましたが、12小節4拍目のアルト、13小節4拍目のテノールは、共に単独で重要な旋律を歌います。十分に意識して歌いましょう。
*ソプラノの跳躍音程でアクート(高音)に上げていくところ、例えば冒頭3小節目の”Lacrimosa”の2拍目、Aから上のFに6度あがるところなど、どうしても下からそのままずり上げてしまうと音程が低くなったり、浅く太い声になってしまいます。おそらく普通のソプラノにとって、発声のチェンジのポジションになると思いますので、注意深く美しく繋げていきましょう。

次回11月13日(土)の練習会は、Domine Jesu前半の復習、そして44小節からのフーガの音取りに入っていきます。この曲の経験者の方も、どうぞ確実に丁寧に歌えるように頑張りましょう。

上月光



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