モツレク練習会レビュー第7回

モツレク練習会レビュー第7回

2021年10月27日(水)10:14 AM

発声練習

Confutatis 各パート音取り 全パートでのアンサンブル

注意したいポイント
*10小節から16小節の男声の掛け合いの個所ですが、だんだん速くなってしまいますので、テンポに注意しましょう。
*その途中、13小節のテノールですが、1拍目から2拍目にかけての”flammis”の”mis”のリズムが本来8分音符であるところ、16分音符になってしまいがちです。この前後のリズムの形が全部そうだからです。
*先週も言いましたが、女声のソプラノとアルトのsotto voceの2重唱は天上の音楽です。ソプラノのアクート(高音)は決して強く張って歌うことなく、無理せずファルセット(裏声)できれいな声、ハーモニーを心がけてください。
*アルトの21小節2拍目”vo”のHの音ですが、休符の後でやや取りにくい音程です。適当に近くの音を出してからずり上げたりずり下げたりせず、キチンと正しい音程を狙って、揃えてHの音を出しましょう。
*26小節から4重唱になりますが、28小節と32小節の2拍目のソプラノと3拍目のテノール、4拍目のソプラノは、お互いの旋律が1つに繫がる十分意識して歌いましょう。

Lacrimosa 各パートの音取り 全パートでのアンサンブル

*発音ですが、今回はイタリア式のラテン語で歌いますので、”H”は発音しません。”homo”は”オーモ”、”huic”は”ウーイック”です。
*ソプラノの美しい旋律、冒頭3小節目の”Lacrimosa”の2拍目、Aから上のFに6度あがるところですが、スラーを十分に意識して、余裕をもって滑らかに繋げて歌いましょう。下からずり上げたり、ポルタメントをかけたり、ましてや上がる直前で切ったりすることがないように。4小節の2拍目、9小節の4拍目、22小節の2拍目、23小節の2拍目もすべて一緒です。
*12小節4拍目のアルト、13小節4拍目のテノールは、共に単独で重要な旋律を歌います。十分に意識して歌いましょう。
*11小節から14小節のバスは、オクターブの音程を昇降しながら、A→B→H→C→Cis→Dと半音ずつ上がって行きます。音程に注意をしながら、通奏低音であることを意識して、全体を支えてください。

次回11月2日(火)の練習会は、Lacrimosaの復習、そしてDomine Jesuの音取りに入っていきます。
確実に歌えるようになって行きましょう。

 

上月光



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